経営を続けるために、集客に力を入れている塾がほとんどでしょう。しかし、せっかく生徒が確保できたとしても、すぐにやめてしまっては意味がありません。入塾を増やすのと同じくらい、退塾を防ぐことも重要です。
ここでは、生徒が退塾してしまう原因と予防法について解説していきます。

勉強をしている子供の手

生徒が退塾する原因

まずは、生徒が退塾してしまう原因からお伝えします。

成績が思うように上がらない

最初に思いつく原因は、成績が思うように上がらないということ。学校の授業についていけるようになったり、テストで良い点をとれるようになったりするために塾に通っているはずなのに、結果が出なければお金と時間の無駄になってしまいます。
こちらは、生徒よりも保護者側が不満を感じやすいでしょう。

コミュニケーションをとれていない

生徒自身が講師とコミュニケーションをとれていないと、塾を楽しいと思いにくいです。ちょっとした質問や相談をしづらく、通塾をやめてしまうかもしれません。
また、コミュニケーション不足の場合、ちょっとした不満を感じた際にも伝えづらいので、退塾の意思を伝えるときには不満が膨れ上がっており、すでに手遅れの状態になってしまいます。

生徒の退塾を予防する方法

次に、生徒の退塾を予防する方法をお伝えします。

カリキュラムを定期的にチェックする

成績不振を理由として退塾しないよう、カリキュラムを定期的にチェックしましょう。
カリキュラムを作成した瞬間は、完璧だと思えるかもしれません。しかし、実際に成績が上がるかどうかは別の話ですし、問題の傾向は少しずつ変化します。何年も同じカリキュラムを使っていては、効果が出ない恐れもあります。
生徒の成績が上がっているかどうかデータを取りつつ、カリキュラムの内容を見直すようにしてください。

生徒とのコミュニケーションを大切にする

コミュニケーション不足を理由として退塾しないために、日々の接し方に気をつける必要があります。
中には、なかなか心を開いてくれない生徒もいるでしょう。ただ単に人見知りという場合、話しかけるのをやめてしまったら関係性を構築できません。諦めず、生徒とのコミュニケーションを大切にする必要があります。
もちろん、そもそも話しかけられたくないというタイプの子もいますので、見極めが重要となります。

まとめ

生徒が退塾してしまう原因と予防法について解説しました。
退塾を防ぐことは、入塾を増やすことと同じくらい重要です。塾の経営を続けるためにも、カリキュラムや人事を定期的にチェックしたり、日々のコミュニケーションを大切にしたりしてください。

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【塾経営】生徒が退塾する原因&予防法