採用書類を見る人事部の女性企業において人材確保は、経営維持や発展を考えるとないがしろにはできません。特に、現代は一昔前と異なり、転職に対するマイナスなイメージが薄れつつあります。退職する従業員が多く、人の入れ替わりが激しい会社もあることでしょう。

退職する従業員を見送るのみで何も手を打たなければ、少なからず業務に支障が出ます。業務が回らないなどの事態に陥らないためにも、新たに従業員を雇用することは不可欠です。

ところが、従業員を雇用するまでの過程、つまり採用活動には決して少なくはないコストが発生します。担当者様の負担はもちろんのこと、転職を希望する方々に向けて情報を発信するためには費用もかかります。会社への貢献を期待できるスペックの人材を雇用したいと考えるならばなおさらです。

情報発信の費用をいかに抑えるかということは、担当者様が共通して頭を悩ませる事柄であると思います。

基本的に、採用活動に費やす資金と人材の質はトレードオフの関係です。しかしながら、良い人材を得るためには高額な費用を支払うしかないのかというとそうではありません。コストパフォーマンスという言葉があります。担当者様に求められているのは、限られた予算の中でより良い人材を確保する、コストパフォーマンスの高い採用活動です。

コストパフォーマンスを上げるポイントは「取捨選択」

チェックリストでは、採用活動のコストパフォーマンスを向上させるためには、どのような工夫ができるでしょうか?ポイントとしては、採用活動の内容を自社のニーズにあわせたものに調整し、無駄を省くことが挙げられます。

例えば、即戦力となることが見込める優れた人材を1人採用するならば人材紹介会社を利用した採用が適しています。しかしながら、人材紹介会社の価格は採用者の年収20~35%が相場と言われており、他の採用方法に比べると高額です。ポテンシャルを重視して複数名を採用したい企業にとって、人材紹介会社の利用はコストパフォーマンスが良いとは言えません。

コストパフォーマンスを考えた場合、複数名採用をする企業ならば人材紹介会社よりも費用を抑えられ、かつ意欲的な人材とのマッチングを見込める転職サイトの利用が適しています。

転職サイトを利用する場合は、掲載内容を自社にあわせたものにすることも大切です。

大手転職サイトのリクナビネクストを例に挙げます。リクナビネクストは、掲載される地域や期間、内容の充実度によって異なる複数のプランが用意されています。同じ内容であっても、地域が限定されている場合や期間が短い場合は価格が安くなります。

反対に、地域や期間が同じであっても、内容の異なるプランを選ぶことで価格も変動します。リクナビネクストには募集要項の他に「社員に聞く」「環境風土について」「フリーフォト」などを掲載できますが、このような項目を取捨選択し、必要以外の項目がカットされたプランを選択することで価格を抑えることができます。

転職サイトへの掲載は代理店へ相談を

しかしながら、担当者様の中には採用活動に携わった経験が少なく、自社にとって最適な掲載地域や期間、内容などを把握できていない方もいると思います。

転職サイトへ掲載を検討されているならば、掲載内容や条件に関して代理店へ相談することもコストパフォーマンスを向上させる方法の1つです。たとえば、人材総合サービスという正規代理店のリクナビネクストのプラン別価格はこちらです。採用活動に関するさまざまな知見をもった代理店に相談することで、自社のニーズにあったプランを紹介してもらえます。

以上のように、コストパフォーマンスを意識した採用活動は、いかに自社にあわせて取捨選択をできるかがポイントとなっています。まずは自社における採用活動の目的や求める人材を明確にし、採用活動の内容について見直しましょう。